物件見学はリノベーション物件から?
まず、中古マンションがどれくらい
生まれ変わるかを体感することをお勧めします。
以前のコラムでもご紹介した通り、物件見学の手始めとして、
私たちはリノベーション物件の見学をお勧めしています。
築年数が30年や40年と言った物件も、これくらい新しく生まれ変わるということを
体感することで購入検討時のイメージが大きく広がるからです。
たとえば中古物件を何も予備知識無く見学したとします。
するとその時に一番きれいな物件を選ぶ傾向があります。
築年数や間取り、立地、基本構造や管理状況よりその部屋の室内の印象が大きく影響してしまうものです。
けれども、実際には室内はいくら汚れていてもクロスの張替や床の張替、設備の交換を行うと新築のように
きれいに生まれ変わります。
こちらが、上の写真のリフォーム前の様子です。
いかがでしょう。
この写真からリフォーム後の様子を想像できる方はなかなか
いらっしゃらないのではないでしょうか。
これが新築同様な室内に生まれ変わるというイメージを作ることが出来れば不動産の本質で住まいを
選ぶことが出来ると思います。
今回はリノベーション物件の見学から始めてみましょう。
【物件見学その1】
築31年・広さ69m²・5階エレベーター無しのリノベーションマンション。
広さも環境も満足だけど…。
ご内見お疲れ様でした。感想はいかがでしたか?
今回ミライさんが見学したのは築31年のリノベーションマンション。
「駒沢大学」駅から徒歩14分、「桜新町」駅から徒歩7分という立地で、
大通りからは一歩奥まっていて環境としてはまずまずでしたね。
リノベーション済みの水廻りや、セキュリティ面でも安心感をお持ちになったかと思います。
ネット環境の充実もプラス要素と言えるでしょう。
ただ、気になることが2点。
一つ目はエレベーターが設置されていないこと。
もちろん今は5階くらいまでなら問題なく上り下り可能でしょう。
しかし、人はいつか年を取りますので、高齢になるとやはり階段の上り下りは大変です。
もう一つが管理費が高額であること。
この理由は常駐管理だからだと思います。
もちろん人がいることで安心感は高くなります。
しかし、戸数の少ないマンションでは当然その分管理費が高くなります。
果たして常駐での有人管理が必要かどうかですね。